政府として、4月9日には、出光、ENEOSなどの石油元売り大手に対し、医療、交通、公共機関などの重要施設には、卸を経由せずに燃料を直接販売するよう要請した。
石油の絶対量は、ガソリン不足を実感する事なく、供給が継続している事からも、例年通り満たされていると思われる。
しかし、ナフサ由来のシンナーや包装品が、下流販売、購入業者に届いていないのは、何故か!?
米からのナフサ輸入量が206倍に成っている。これは、タンカー追跡レーダーでもパナマ運河を通過して、日本に向っているのが、確認されている。なのに、ナフサ由来の製品が、届いていない現実がある。
ホルムズ状況に対する不安感や警戒感から、買い貯めしている事も考えられるが、仮に高騰する事があったとしても下流業者に商品が全く届か無いと言う事は、考え難い。石油が、足りているのにだ。
では、どこでストップ、或いは、何処かへ漏れて、流れているのか!?日本以上に石油不足の厳しい国もある。東南アジアなどは、その一つだ。そして、石油関連の日本企業も多い地域である。
石油元売り大手が、ナフサ製造業者に渡しても、生産を控える事は無いだろうし、簡単に追跡チェック出来る。問題は、それから先の、上流、中流にいる大手、或いは、中堅の商社だろう。商社は、引き渡し先の国内取引先のA社、B社、C社の名義で、それぞれの会社のマレーシア、インドなどの海外関連会社に引き渡し先を指定したり、優先している可能性もある。商社は、利潤追求最優先だ。海外拠点向けの方が、明らかに高く売れるだろう。日本は、石油に関しては、他国より、恵まれている。
だが、国内も、現状不足状態だから、そのうち高く売れる。
確かに、見かけ上は、国内の企業に行き渡っているが、実態は実物が無い。…と言う事に為る。
参考リンク
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/withbloomberg/2659196?display=1&fbclid=IwdGRjcAR89mxjbGNrBHz2VGV4dG4DYWVtAjExAHNydGMGYXBwX2lkDDM1MDY4NTUzMTcyOAABHszj1AQm9t3o2-_63cuyznIc7XVM8IXWw7ENSduF93_S0nCnZg9yHinUzNic_aem_xFHCEgq17LvYOl1OoA69kA
https://news.yahoo.co.jp/articles/3091a6ed2387d6b2817ddf618e07836019c418bd?fbclid=IwdGRjcAR89uhleHRuA2FlbQIxMQBzcnRjBmFwcF9pZAwzNTA2ODU1MzE3MjgAAR5yX3xnXgGkxjqj7CCj5b8hK-4QGGdP_eEpaslHkeOxPYcxPbrNKWnsju0_rA_aem_RUSfChTiYmHttebQhgPOsw
政府に望まれる事
1.政府は、税務調査官並みに、商社を調査、追跡した方が良い。
2.そして、米からのナフサ輸入を200倍以上にしたら、イランの敵対国からの大量取引であるから、日本に対しての友好的対応は、望め無くなるだろう。戦後処理で、強力な支援が、必要と為る。
3.石油を一番安く手に入れるのであれば、本当は、ロシアからの輸入が、一番なのだが、サハリン2を、少し増量した程度で、本腰を入れる気配は無い。是非、本格的な取り組みをして欲しい。
4.資源の多いBRICS諸国との交易を含めた交流を進めて貰いたい。
5.エネルギー科学技術の開発推進。
(文責:大塚文明)




